飽きっぽい人の勉強法 ~準備段階の工夫で集中力アップ~
飽きっぽくて集中できないから勉強が続かない、と悩んでいる方も多いでしょう。どうすれば飽きっぽく集中しづらい人でも勉強しやすくなるか、計画や準備の仕方から考えてみましょう。
勉強は時間で計らない!「やるべきこと」で計画を
「今日は3時間勉強するぞ~」と言ってその通り勉強したけれど、よく考えると途中ぼーっとしていたり、ただテキストを眺めていただけだったりということがないでしょうか。ひどいときには置いてあった漫画に手が伸びてしまうことも……
時間で評価しようとするとどうしてもそうなってしまいます。
そこで、計画は「やること」で決めるのがおすすめです。
今日はこの単元を読む!
今日は何ページまで問題をやる!
という具合で計画を立て実行していきます。
目標達成できたらその日の勉強は終わり。後は遊んだってよいのです。
そうすると目標をクリアできれば遊べるので、さっさと済ませてしまおうと思いますよね。それが集中につながるのです。
それに、クリアしたという実感が得られるので勉強の満足感も高くなります。
時間で勉強計画を立てている方は、「やるべきこと」で計画してみることをおすすめします。
勉強内容をこまめに変える
飽きっぽい方は勉強を始めてしばらくすると体のどこかがムズムズしたり、頭で別のことを考え始めたりしてしまうはず。
それが集中の妨げになってしまうのですよね。私もそんな感じで集中できないので、集中するために勉強の順序を工夫しています。
1 科目を変える
資格試験に数科目あるなら、それを混ぜながら勉強していきます。
例えば宅建ならば権利関係と宅建業法、法令上の制限と大きな科目が三つありますが、一つの科目を終えたら次に、という順ではなく、一日に三つすべてに触れるようにするのです。
やっていて飽きそうになったら次の科目へ、と回していくと常に新鮮な気持ちで勉強できます。
この方法にはもう一つメリットがあります。試験当日はすべての科目を一気に解くことになりますよね。短時間での頭の切り替えが必要なのです。その訓練になるということでこの方法は大きな意味があるのです。
行政書士やFPなど科目数の多い資格は特にこの勉強法がおすすめですよ。
2 やるべきことを細分化
やるべきことを決めても、それが一時間くらいかかるものだともうすぐごはん…なんて時間には勉強を始めにくいですよね。
結果、まとまった時間が取れなくて勉強できなかった!なんて日もできてしまいます。
やるべきことはできれば10~15分程度でできる内容にしてみましょう。それぐらいなら時間を見つけやすいので勉強しやすくなります。その程度のものを数科目分こなせば一時間程度の勉強と同等になります。
また、時間が短ければ集中もしやすいですよね。飽きるまえに終わる量に調整してみましょう。
3 教材はいつも持ち歩く
机に向かっていても集中できない、家族がいてゆっくり勉強できないという方は家で勉強するのをあきらめましょう。
意外と外のほうが集中できることもあるんです。
カフェで勉強している方も多いですね。
私は病院の待ち時間とか、電車の中とかで意外と集中しやすいと思っています。そのため常にコンパクトな教材をバッグに入れていますよ。
家族や友人と出かけた時に待ち合わせる時間、車で待っている時間など取り出して勉強、という感じで取り組んでみましょう。5分とかの短時間でも集中すれば結構問題が解けますよ。
長時間集中できないなら短時間の積み重ねで勝負すればいいんです。
誘惑するものは遠ざける
ちょっと飽きてきたときに近くに漫画があったら、つい手に取ってしまいますよね……
読みふけって気が付いたら寝る時間、なんてことも。
勉強する時間がない!なんてことになってしまいがちです。
勉強机の周りにこうした誘惑するものは置かないようにしましょうね。
飽きっぽいからこそいろんなことができると考えれば、欠点の飽きっぽさが強みに変わります。
勉強の仕方、ちょっと見直してみませんか。