独学でも合格できる? メリットは?
勉強を始めるうえで大きな分岐点となるのが、資格スクールを利用するか自ら独学するかということです。
私は資格のレベルにもよりますが基本的に独学でもよいのではないかと思っています。
とりあえず始めてみて必要なら講座を受講するということもできますからね。
実際に私は行政書士、宅建、簿記、FPについては講座を受けずに市販教材のみで勉強して受かっています。これらの資格を目指すなら独学でもよいのではないでしょうか。
独学するメリットデメリットについて考えてみましょう。
まず今回はメリットから
自分のペースで進められる
勉強がスムーズに進むところと、苦手であるためになかなか進まないところが出てくることがあります。
苦手なところは人それぞれですから、講義がそれに合わせて行われることは少ないです。
そうすると苦手なところはそのまま流されて苦手なまま残ってしまうこともあります。通信講座などは戻して聴き直すこともできますが、ライブ講義ではそういうわけにいきません。復習しようにも次の回がやってきますから、時間がとりにくいものです。
通信講座でもついつい教材をこなしきれずためてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。実は私がそうなのですが……
その点、市販のテキストと教材を使い自分自身で進めていけば、簡単に理解できたところはさっさと進め、できなかったところは時間をかけて読み込んでみたり、苦手なところを後回しにして時間をかけたりなど自分で勉強の仕方を調整できます。
費用が大幅に抑えられる
独学でとにかく助かる点は費用があまりかからないということです。
スクールで一般的なコースを選択すると、数万から数十万の費用がその時点でかかってしまいます。
宅建、簿記、FPなどは市販書籍を一通り購入しても一万円から二万円といったところでしょう。行政書士は科目数が多いため場合によってはもう少しかかることもあるかもしれませんが、それでも講座を受ける場合よりはかなり安く済みます。
この程度の出費ならためしにやってみようかな、程度の軽い気持ちでも取り組みやすいですから、始めるためのハードルがかなり低くなりますよね。
時間が自由に使える
仕事が忙しい方は勉強に時間を割きにくいということがあります。
急な残業で講座の開始時間に間に合わなくなるということもあるでしょう。
家庭がある方はお子さんを置いて学校へ出かけるということも抵抗がありますよね。
その点、自分で勉強する形なら時間が自由に使えます。お昼休みなど空き時間を利用してもよいですし、勉強しながらお子さんとコミュニケーションをとることもできます。
テキストと問題集があればよいので、リビングで一緒に勉強してもよいですね。
仕事の繁忙期などどうしても勉強が難しい時期にはお休みするということも自分の判断でできます。
このようにスケジュール面で助かる部分が多くなるのが独学の大きなメリットでしょう。
独学にはこのように気軽に勉強しやすいメリットがたくさんあります。
次回はデメリットについてみていきましょう。