「一問解くのに時間がかかりすぎるんです……」
今回は私が実際に受けた相談を取りあげてみます。
何度も受験しているのになかなか宅建試験等に合格できないという方が「一問解くのに時間がかかりすぎるんです……」と相談してきました。
一生懸命やっていて、何時間も勉強しているけれど、一問解くのに一時間かかってしまう事もあり、一向に前に進めないのだというのです。
その結果全範囲理解できないまま試験日を迎え、不合格になるという事を繰り返してきたというわけです。
一生懸命さは伝わってくるので何とかしてあげたい。さて、どうしましょうか?
分からなかったら飛ばしてもいい
とにかく合格に近づくためには全範囲やるしかありません。
今まで間に合っていないのですから、まずは一度一周してみることが必要です。
そのためにはスピードを上げるしかありません。
一つ一つ理解して進もうとすれば時間がかかります。だから、もうわからなかったら飛ばしてしまう!と割り切ってしまうしかないのです。
問題の中にはこの先に出てくることを学んでから戻ってみると意外とわかりやすいこともあるものです。特に一周目ではわからないことが多くて当たり前。今の時点で理解しなくては! と思い詰めないほうが良いです。
ちなみに私は飽きっぽいので全く分からない問題に長時間向き合うことが出来ませんでした。イライラしちゃって。
全く分からないから解説部分にテキストページを記入するだけでガンガン飛ばしてました。
方法や効果など詳しくはこちらの記事で↓
一つの選択肢に向き合う
資格試験は択一式が多いですよね。いくつかあるうちの正しいものを選べとか。
例えば5つの選択肢があったら一つ一つ読んで、正誤判断して、解説に戻った時には最初の選択肢なんか忘れていますよね。また読み直して、解説を読んで、テキストと照らし合わせて……また次の選択肢も忘れていて読み直して……【以下略】
だから時間がかかりすぎるんですよ!
というわけで、はじめから一問一答の問題集を使うか、択一式のものでも一肢ごとに答えを確認していくことでスピードを高めましょう。
シンプルに考えることで知識も頭に入れやすくなりますよ。
ただしある程度勉強が進んでからは本試験と同様の形に慣れるようにしてくださいね。
実はこの相談がブログを始めるきっかけとなったものなのです。
その方は何度か宅建試験や行政書士試験を受けていたそうで、時間もお金もいっぱいかけて一生懸命勉強しているのに結果につながらないことに悩んでいたそうです。
たまたま出会った私が合格者だと知り、「どうやったら受かるんですか!」とすがるように質問していらっしゃいました。
その場で多少はアドバイスもしてみたのですが、いかんせん短時間だったので伝わったかな?となんとなく心残りでした。もっと伝えたほうがいいこともあったかもしれない、と後悔もしました。
もし同じようなことで悩んでいる方に出会ってもすぐに的確なアドバイスをすることは難しいんじゃないかな?
時間がたって忘れてしまう事も多いし……
と考えて、ブログという形でアドバイスできることを何か書き溜めていこうと思ったのです。
同じように悩んでいる方がいたら気分転換にでも気になったところに目を通していただいて参考にしてもらえればうれしいです。
こんなダメな人でも受かるんだ?みたいな励みにしていただいてもいいですよ。