基本に戻ってみることで見えてくるものがある
今受けている試験でなんとなく難しい、先が見えないと思っているときにはちょっと基本に戻ったほうが良いかもしれません。
ちょっと簡単かな? と思うくらいの問題をぐるぐるしていくと、難しい方に戻ってみた時にあれっと思うくらい楽にできたりするものです。
例えばいきなり2級を目指そうとしていたらまず3級からといった感じです。
当たり前だろうといわれそうですが事情によっては難しい方からやっちゃうこともあるものですから。
以下私の経験を少し書いていきます。
そんなことはわかってるんだよ、という人は飛ばしていただいてご自分の勉強にお戻りください。特に試験近い人は時間を大切に!
簿記について
私はそもそも会社法の勉強の一環として簿記の勉強をしてみたので、会社に関係する2級から始めてしまいました。もちろんテキストは2級のものを購入してやっていったのですが、そのテキストだけ見て問題を解くと、なんとなくわからないところやいきなり出てくる書き方とかがあるんですよね。それが実は3級の範囲だったのですよ。それが2級のテキストに詳しく触れられていなかったのです。
一年目それでやられた感じだったので、次の年は3級のテキストも買いました。
とりあえずそっちを一通りやってから2級に進んだら、意外とスムーズに進みました。わからなかったら3級のテキストも参照してみると解決できることもありました。
行政法について
行政書士受けた時、行政法は得意科目だったのですが、はじめは何が何だかわからない状態でした。
で、公務員試験も受けていたので行政学も少しかじってみました。それから行政法に戻ると、あら不思議。なんかわかるようになってる? という感じ。
考え方が分かるからでしょうかね?
行政法で躓いている方は行政学の簡単な本でもちらっと見てみるといいかもしれないです。
民法について
行政書士の時は憲法と行政法でいかに民法の失点をカバーするか!と考えていたくらい民法は苦手でした。
今年も落ちましたが(泣)、司法書士試験では民法が結構な分量と配点なんです。他の科目にもつながりますし重要なのです。
そこで、民法克服のために宅建受けてみよう! という事になったのでした。
司法書士の問題を解いていると長文でなんだかよくわからない言い回しだったりするのが、宅建だと問題文もシンプルでするすると解けます。
宅建の過去問を暇な時にぐるぐるぐるぐるしていたら民法でほとんど失点しなくなりました。本番も権利関係は満点近くとれました。
そこで司法書士の問題に戻ったら、ちゃんと解けるわけですよ。
民法の得点が安定してきて、それ以降は司法書士試験でも基準点を超えることが普通にできるようになって壁を一つ越えたような感じでした。(ただし壁はまだまだある)基本を固めることは大切だなあと実感しました。
昔から「急がば回れ」と言われますが本当ですね。なんとなく壁が突破できないと思っている方はちょっと戻ったり別の方向から挑戦したりしてみるといいかもしれません。
私も……基本からやり直してみようと思います……