直前期に見直すものを作る
情報の一元化とかよく聞きますが、やはり大切なことですよね。特に直前期になるとそのありがたみを感じることが多いのではないでしょうか。
今日は直前期に見直すものを作ることの効果とやり方について考えてみましょう。
簿記と行政書士試験が近いので、当日確認するために作っておくものなどについても私の経験をもとに触れてみます。
直前期に役立つ
試験前一か月となると、本当に焦りが大きくなってきます。やるべきこともたくさん出てきます。それを消化しきれないと知識の整理がうまくいかなくなってしまうものです。
直前期に大切なのはこれまでやってきたことをきちんと整理して頭に入れること。時間がありませんからあれこれ教材を出してすべてを見るという事は難しいのです。全範囲をとにかく何度も触れるようにしていきたいところ。
だったらその時に見直せるものを一つにして、そこにすべての情報が載っているようにすれば見直しやすいのです。模試や問題集で新しい知識が出てきたらそこに書き込んでいけば、いちいち他の教材をひっくり返すことが無くなります。回していくスピードも速くなりますね。
テキスト? まとめ本?
基本的には新しい知識が出てきたらテキストにまとめていくようにするとやりやすいでしょう。ただ、試験によってはテキストだけでとんでもない厚みになっていたりするので、ポイントを図表や問題にしてまとめたものを使ってもよいかもしれません。直前期に使うというより、普段の勉強から使っていくというのがコツです。勉強初期から使うならテキスト中心にしたほうが見直しやすいでしょう。ある程度勉強が進んでからまとめるならまとめ本でコンパクトにしたほうが見直しやすくなります。
書き込むスペースがなかったら貼りつけたり挟み込んだりという形で足していきましょう。こうして手をかけていくと愛着もわきますし、「あそこに貼った知識だな」などと思いだしやすくなります。ペンで色を付けたりイラストを描いてイメージに残すのもおすすめです。
当日見直すもの
こうしてまとめてきたものを当日持って行って見直してもよいですが、あまりにも大きなものだと当日持っていくのも大変ですし、結果的にほとんど見直せないという事もあります。
当日見直すものは別にまとめておいてもよいでしょう。自分の間違えやすいところをメモに書いたり、問題をコピーしておいたりして何枚か持っていきます。
簿記と行政書士の試験が近いのでその二つで私の例を挙げてみましょうか。
簿記の試験の時に、何度やっても忘れやすい仕訳をメモした紙と、苦手な試算表や精算表などの基本問題をコピーしたものに解き方のポイントを書き入れたものを持っていきました。
行政書士の時は直前に間違えた過去問などを小さな手帳にメモして持っていったと思います。試験会場に向かう電車の中などで確認しました。
最後の一回しの時についでに作る感じでよいでしょう。そこで引っかかったことは要注意ポイントなので、特にしっかり見直しましょう。
すでに直前期の方にはあまり役に立たないでしょうが、当日持っていくものについてはこれからでもできますので経験談として参考にしていただければと思います。