電卓と仲良くしておこう
私は日常の買い物にも困るほど計算が出来ないのですが、FPや簿記は2級まで独学で合格できました。電卓さまのおかげです。
今日はそんな電卓について、試験に向けた選び方や注意点を書いておこうと思います。
FPの試験における電卓の選び方
普段使っていた電卓は非常に一般的なものだったのですが、試験勉強中にちょっと使いにくさを感じていました。
実はその電卓、桁数が8桁だったのですね。計算ができる人なら何ケタか省略して計算すれば済むことなのでしょうが……私がそんなことをしたら絶対間違えてしまいそうです。
たまたま行きつけのスーパーで299円で大量に売られていた12桁のものを見つけ、購入しました。カードタイプで手帳のようなカバーがついていてなかなかかっこいい見た目のものでした。
FPではこれで十分でした。「電卓を買うなら12桁だな」とその時思いました。
簿記では少し事情が違った
実は簿記の試験、2回受けています。一度落ちているのですが、その時は上記の「12桁の電卓」を使っていました。
桁数はよかったのですが、簿記の試験は時間が結構シビアです。FPだったら時間が余りまくるので、ゆっくり計算していても間に合います。一つ打ち間違えても、もう一度打ち直せばよかったのですね。でも簿記では事情が違ったのです。時間がとにかく間に合わない(実際合格した時でも最後まで解けていません)ので、一文字打ち間違えて最初から計算し直しなんてできないのです。
どうしたものかなあ? と思っていたら、一文字戻ることが出来るボタンがある電卓もあるらしいと知りました。「→」のボタンですね。
ホームセンターとかいろいろ回ってみたのですがあまり見かけません。通販で買おうかな? と思っていたら前の電卓を買ったスーパーで投げ売りされていたものに、例の「→」ボタンがあったのです。
迷いました。なぜなら目立つデザインばっかりだったから。どぎつい色のスイーツ、何となくAKBっぽいチェック、ヒョウ柄、何かわからないけれどファンシーな動物、ピンクと小花柄などなど。とりあえず目立つけど柄がおとなしいピンクのものにしました。200円程度で安かったので、予備のつもりで買ったのですが、その後良いものが見つからずピンクをそのまま試験に持っていきました。
試験の時ちょっと恥ずかしかったですが、受かったから問題ないでしょう。いまだに日常の計算で愛用しています。
ある程度安そうで常識的な見た目で、条件を満たしているものはこんな感じかな。
アマゾンで1000円以下で買えるみたいでお手頃ですね。これでもよかったな。
キヤノン12桁大型卓上電卓 HS-1201T 抗菌仕様 フラットデザイン
電卓の使い方の本が出ていますが
電卓の使い方とか、結構本が出ていますね。私もいくつか買って読んだのですが……必要なかったな、というのが正直な感想です。
便利な機能とかMなんとかとか、使いこなせる人はいいですよ? でもそんなこと頭に入れるために勉強するよりは、仕訳の一つや用語の一つを覚えていたほうが点になると思います。少なくともFPや簿記の2級まででは加減乗除が出来れば十分です。
試験前には正確に打てるように、計算を何度も繰り返して電卓の癖を知っておきましょう。どれだけ電卓と仲良くなれるかが大切です。
簿記の試験はもうすぐですから、今回受験される方はとにかく電卓を正確に打つ感覚をつかんでください。
あくまでこの記事は計算が苦手で、FPや簿記の2級を独学でやろうとしている方向けですからね。
もっと上級の試験を受ける方などはちゃんとしたものを買って、電卓の使い方もマスターしたほうがいいですよ。
以前も簿記について似たようなことを書いていますので、気になる方は合わせてどうぞ。
しっかりした電卓がほしい、もっと上を目指したいという方はこんなものがあるそうです。チェックしてみるといいかも。