お勉強のたまてばこ

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ノートを使う勉強法 その2

昨日の話(ノートを使う勉強法 その1)の続きです。

今日は方法というよりはどういった目的でノートを使うかという問題について取り上げてみます。

ちゃんとノート作っているのになんだか役に立たない……と思っている方は少し読んでいってください。

 

ポイントまとめノート

作りたくなりますよね? 重要なポイントをまとめてーキレイに書いてー何回も見直す愛着のあるものーよく雑誌なんかで合格者のノートが紹介されていたりするじゃないですか。きれいな字でカラフルに書いてあって憧れたりしますよね?

私もそう思って作ったことがあるのですが、まあ、ムダだったなあと。(まあ私の字が汚いとかセンスがないとかの問題はあるんでしょうが)結果的に見返す事なんてありませんでした。まあ作る段階で書いたことに意味があると言えばあるのかもしれませんが……労力の割には得るものが少ないなあ。

特に勉強を始めて日の浅いうちはポイントまとめノートを作ってはいけません。なぜかというと、また何が重要かわかっていないからです。どうでもいいことをだらだら書いてしまったり、テキスト丸写しになってしまったりということになりがちです。

だったらテキスト読んで重要ポイントにライン引けばいいですし、まとめ本を使えばいいんですよね。気付いたことや付け加えたいことは余白に書けばいいですし。

覚えるための書き殴りならまだしも、きれいなノートを作るという事は意識すべきではないのかもしれません。

 

見返したいものは何?

でも、直前に見返すものを作っておくことは必要だと思います。それはテキストをまとめたものではなく、「自分が苦手なところ」ではないでしょうか。最優先で手当てをしたいところを分かるようにしておくことが直前期には大切ですから。

テキストのまとめならまとめ本を使ったほうが効率的です。

だからこそ、ノートを作るなら間違いノートを作るべきでしょう。間違った問題やそのポイントを残しておくと、それを見返して覚えることや、苦手なところを意識することに役立つのです。こういった情報は売ってはいませんから、自分で書き残すしかないですからね。

実際私が作っておいて役に立ったなあと思ったのが、問題演習中に間違ったポイントを書いておいたノートとメモ帳でした。当日まで役立ってくれます。

時間があるならこうした間違いノートを作ってみましょう。時間がなければ問題集に直接書き込んだり、付箋を貼ったりするのも同じような効果があります。

ある程度お勉強が進んできた方ならポイントまとめノートを作ってみてもいいのかもしれません。おそらく当たり前のことは省いて、自分の弱点や引っかかりやすいポイントをピックアップして書けるはずなので、間違いノートと同じようなものになるはずだからです。

 

学生さんなど勉強に時間を多く使うことが出来る場合はいろいろやってみてもよいでしょうが、働きながらとか家事をしながらとか、短期間で何とか独学合格したいと思ったら「素敵なノート作り☆」の理想は捨てておいたほうがいいかもしれませんね。