ほんとうに分かってる?
普通に問題集やっていると解けるのに、本番になると間違えてしまう。
そんな時はほんとうにわかっているとは言えないのかもしれません。
問われているところだけ見ている
過去問を繰り返してそれなりにできるようになっているのに、初見の問題だと間違えることが多いところは、もしかしたら見えていない部分があるのかな?と思ったほうがいいでしょう。
ちょっと条件を変えて出されると似ているようでも全く歯が立たないもの。一つの問題の正誤だけを見ていてはここから脱しにくいです。
選択肢の〇×だけではなく、これに似た問題がなかったかな、逆になったらどうなるのかな、と考えながら解いていくことも大切。
始めのうちはなかなかできないでしょうが、ある程度分かってくると問題を見た時点で関連知識がどんなもんだったか浮かんでくることがあります。そこまでいくとわかっているといえるかもしれませんね。
そこまで至らない間は解けた問題でもテキストを一応見直しておくとよいでしょう。
得意な部分は説明してみる
ある程度得意な部分は、自分で文章にして説明してみるとよいでしょう。
重要な言葉を取り出して、その言葉について説明しましょう。相続だったら「相続人」とか「遺産分割協議」とか……テキストで太字になっているような言葉を取り出してみてください。
まずはテキストも何も見ないでメモなどに書いてみましょう。
そこで詰まったら「わかっていなかった」という事になります。
何とか書いたらテキストなどを見てみます。あやふやだったところや漏れているところを見直し、まとめ直してみましょう。その部分が自分の理解しきれていなかったところです。
自分で言葉にしてみるという事はちゃんとわかっていないとできないことですから、わかっているかどうかが選択問題よりもはっきりわかります。
また、こうして理解できなかったところに触れていくと、わからない!ということが意識しやすくなるので、悔しさとともに記憶に残りやすくなります。
他の人に説明するというのもよい方法らしいです。ただ、なかなか聞いてくれる人もいないでしょうから、メモやノートに書いてみましょう。書くことで記述試験対策にもなります。
分かっているようなのになかなか点数に反映されない、というときはこうしたこともやってみてはいかがでしょうか。
試験直前になるといかに速く回すかという事が重要になってきますから、比較的時間のあるうちにどこに自分の弱点があるのかをつかみ、手当てしておきましょう。