行政書士試験合格者ならとりやすい資格
前回の記事の続きです。
合格した方(あるいは落ちたけれど他の資格にもチャレンジしてみようかなと思っている方)に向けて、行政書士試験の次にチャレンジすると有利な他の資格試験を私の経験をもとに紹介してみようと思います。
宅建
宅建は行政書士試験でやった民法の知識がそのまま使えるので、比較的楽にとれると思います。民法ができていれば3分の1は取れたも同じなので、後は宅建業法を機械的に覚えて、そのほかの部分はさらっとやっておけば受かります。
民法の記憶が新しいうちに受けてしまったほうがいいですね。
私は行政書士を受けた時に民法が苦手だったので、宅建はちょっと……と思っていましたが、実際に受けてみるとそんなに難しくなかったです。
迷っている人はさっさと勉強してしまうのがいいでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)
開業するうえで広い知識を持っていることは強みになるはず。開業準備の一環として学んだことが生かしやすいファイナンシャルプランナーの勉強をしていくとよいですね。名刺にも書けますし。
行政書士試験と同じように広く浅く勉強するタイプです。2級までならそれほど深い知識は要求されないので、時間があるならチャレンジしてみましょう。常識の範囲で解ける問題もたくさんあります。
行政書士の合格者であれば相続のあたりなどはほとんど勉強しなくても解けるのではないでしょうか。
さらに、宅建を先にやっておくと、不動産部分もかなり楽になります。
勉強する部分が少なくなるのは嬉しいポイントです。最初のうちから問題演習がスムーズに進むので気持ちよく勉強できますよ。
一年に複数回受験のチャンスがあるのもうれしいところです。
日商簿記
正直言うと行政書士で勉強したこととは全く重なりません。新しいことをやるという感じで取り組むことになるでしょう。しいて言えば、会社法でやったことが2級の商業簿記とちょっと重なりますが、それで有利になるというほどでもありません。
それでも2級までなら素人でも独学でも何とかなるレベルではあると思います。要領の良い方なら2~3か月で2級取れるのではないでしょうか。
ただ、2級を目指すのであっても3級の内容からしっかりやることをお勧めします。(3級を受けるかどうかはお好みで)なぜなら私が2級の内容から入って一回失敗しているので。
ついでに言うと計算が苦手でも電卓使えるから大丈夫ですよ!
行政書士の仕事の一つとして会計業務もありますので、基本的な処理の仕方などはやっておいたほうがいいでしょう。そういった意味で取り組んでおきたい試験です。
こちらも年に複数試験日がありますから、勉強の進み方によって受験のタイミングを選ぶことができますね。
とりあえずこの辺の資格試験は勉強していてもそれほど大きな負担になりませんし、将来的に開業するにあたっても役に立つと思います。次のお勉強の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
このほかにもかなり難しい資格もありますよね。その辺についてはまた今度。