簿記2級過去問レベルの問題が解けない場合
もうすぐ簿記の試験という事で、直前に気になる点について取りあげてみたいと思います。
そろそろ本試験問題集や過去問題集といったものに取り組んだ方も多いのではないでしょうか。そこで「こんなの解けない」と思いませんでしたか?
私は1回目に受けた時(2級)に、直前になって過去問を解いてみてびっくりしました。それまで解いていたのがテキストに対応した簡単な問題だったので、それとのギャップをかなり感じました。一問解くのにかなり時間がかかってしまい、イライラしました。一分一秒も惜しい直前期なのに時間ばっかりかかってしまう!
1回目はそのままで結果受からなかったので、2回目はこれをどうにかしなくてはならないとは思いましたが、なかなか本試験レベルのボリュームの問題は解けるようにはなりません。
さて…… どうするか。
とりあえず、単純な仕訳など何とかできそうな問題については完璧にしようとしました。工業簿記などもどちらかというと基本的なレベルの問題が多いので、そういったものが出たら落とさないように。
問題は商業の2、3問め。特に精算表。もう何をどうしていいかわかりません。テキストレベルの問題なら何とか処理できても、量が多くなるとお手上げです。
もうこれは全部解くのは難しいだろうなあ、とは思ったのですが、まあ捨ててしまうほど割り切ることはできません。
そこで、まったく解けない状態で「どこが分からなかったのか」見ていきました。意外とそうやって一つ一つ見ていくと、簡単な仕訳ができていなかったり、3級部分の知識が入っていなかったり、という事が分かってきます。そこをつぶしていきました。
精算表など書き込むところが多い場合、満点とることは難しいですけれど、場合によっては仕訳ができていれば点数が拾えることもあります。それを狙いました。
合格する人はすべてきちんと解けているのではないのです。時間内に全部解けなくても大丈夫。私は2回目の本番も結局時間内に解き終わりませんでしたよ。それでも合格はできるのです。
「過去問をたくさん解いていろんなパターンに慣れる」というのもよい方法ではあるのですが、時間が無くなってどうしようもないという方は、仕訳や基本知識をもう一度きちんと確認しておきましょう。模試や問題集はその知識の抜けているところを探すために使ってください。
あと、過去問に全く出ていないパターンの問題が出ることもあります。見たことない表が出てきたりするかもしれません。そういった時もあわてずに、持っている知識で埋めることができないかを考えてみましょう。
2級から受ける人は特に、仕訳を含めて3級の知識ももう一度確認しておいてくださいね。
なかなか眠れない時の対処法
眠りにくいというときもありますよね。イライラしてしまったり、なんとなく寝付けなくて布団の中でごろごろして朝を迎えたり。
私も一時期眠れない状態になって、病院でお薬をもらっていたこともあります。
でもお薬もあんまり効かなかったです。何とかしようと試行錯誤していたので、そのことについて今日は触れてみたいと思います。
眠らなくてもいいと開き直る
眠らなくては! と思うとなかなか眠れなくなります。イライラも募ってしまいがち。
そこで、私はもう眠れなければ眠らなくていいやと開き直りました。
眠れないと思ったらむしろ起きてしまって、仕事をしたりお勉強したりします。そのうちに眠くなってくることもありますし、やるべきことをこなすこともできるのでイライラしなくなります。
一晩ぐらいは眠れなくても、そのまま次の日も活動することはできます。次の日に昼寝などをしないようにすれば、次の日はぐっすり眠れるはずです。
気になることはさっさと片付ける
やるべきことが残っていたり、心配なことがあったりすると眠れなくなってしまうものです。気になっていることがあればできるだけ早めに片付けましょう。
生活リズムを整える
出来るだけいつも同じぐらいの時間に起きて、同じぐらいの時間で寝るようにするのが良いでしょう。
当たり前のようですが、休みの日になると起きるのが遅くなってしまうという事もありがちです。そうなるとその晩の寝つきが悪くなるという事もあるので、休みの日もリズムを崩さないようにするのがポイントです。
最近は市販薬も出ていて、手に入りやすいですね。
お薬に頼る前にまず上に述べたようなことを試してみてください。好きなことをしてストレスをためないようにするのも重要ですよ。
模試の結果を気にするべきではない理由
ちょっと間が空きましたが、前回模試などの添削で見直すべきポイントについて取り上げてみましたので、今日はその続きです。
何で間違えたところのコメントを読まないのだろう? と考えたのですが、もしかしたらよい結果を期待していて、その部分だけを認めたいという事があるのかも。
確かに「できた!」と感じることはやる気アップには効果的なのですが、模試の受け方としてはちょっともったいない。
あと、良い成績をとりたいからと言ってカンニングするとかもやめたほうがいいですね。
模試ではできなかったところが出てきて初めて意味があると思ったほうがいいです。とんでもない間違いをしても、「あー本番じゃなくてよかった!!」と思いましょう。
そういった経験をしておくと、忘れにくくなるという効果もあります。
「こんなに間違ってしまって採点者があきれるのではないだろうか」なんて心配しなくていいです。むしろわかりやすい間違いをしてくれた方が採点者は嬉しいです。
逆にできが良すぎて指導コメントがハイレベルにならざるを得ないような答案のほうが採点者泣かせ。仕事としては同じ分量の指導を入れなくてはならないので、応用的なことを調べなくてはならなかったり時間がかかったりで大変なのです(泣)
いや、もちろん出来がいいのはいいことですけれど!
結果にこだわって頑張るのはよいですが、結果にこだわり良い結果を期待するあまり間違えた部分を見ないようにするようなことがないようにしましょう。
採点、添削で特にきついコメントがかいてあるな、というところはしっかり確認してください。いやでしょうけれど、「恥ずかしい」「いやだ」という感情も記憶に残すには役立ちますから。悔しいからもう絶対同じ間違いはしない!というくらい見ておいてくださいね。
以前にも模試の結果をどう受け止めるかについて書いていました↓
添削されたものを見直すポイント
今日は最近仕事をしていてちょっと気になったこと。
皆さんは添削を受けた後、その答案をどう使っていますか?
こうしたお勉強ブログを見に来ている方なら、学校で受けるもの、模試や答練など、添削を受ける機会が多いと思います。
添削している側から見ると、直すべきところの指摘や、こんな風にしてくださいねとアドバイスしているところを中心に復習してもらいたいのです。そこを直していくと点数が上がりますよ、とお伝えしているわけです。
ちょっときついコメントも入れているかもしれませんが、別に怒っているわけではなく、スペースに限りがある中、できるだけ点数をあげてほしいなあと思って書き込んでいるのです。
普段はあまりないのですが、一度添削されたものをもとに、同じ問題を解いてみるというプログラムがあったりします。そういう仕事をやっていて、最近ちょっと変化があるなと感じました。
前回の添削で、褒められたところをより良くしようとして手を入れ、注意されたところは完全無視、という答案が多いのです。
気持ちはわかるんですよ。褒められるとうれしいし、もっと頑張ろうと思います。自分ができていない部分がはっきりしてしまうのは嫌だから見たくない! と思ってしまうのは仕方ない……でもね、それだと点数上がらないのよね(泣)
とりあえず添削された答案が返ってきたら添削者が注意しているところから重点的に見直すようにしてください。褒めているところは「それでいいですよ」と言っているのでとりあえず飛ばしておいて、間違えたところ、指摘されているところのコメントを一つ一つ見てみてください。たしかにあまり気持ちがいいものではないと思うけれど、成績を上げる近道ではあります。
普段の問題演習も同じです。できている問題をいくら繰り返しても点数は上がりません。間違ったところを繰り返して覚えていくようにすることで点数が上がっていきます。まずは間違えて、ここが弱いという事を知ることが大切です。
出来ないところをはっきりさせるのが添削指導を受ける目的と割り切って、しっかり添削コメントを生かしてみてくださいね!!
確定申告とマイナンバー
昨日「もうすぐ確定申告だなあ」という事で準備しなくてはならないという事を思い出し、今日は市役所から届いていた確定申告のご案内を眺めてみました。いつもは送ってこないのに今年はずいぶん親切なのだなあと思いながら。
まあいつも通りだろうなあと思っていましたが……なんだかマイナンバーという文字が……なんだこれ?? こんなのあった??
2017年の確定申告からマイナンバーが必要に
何と今年の申告からマイナンバーが必要になったのですって。そういえば去年やったときに言われたような気もするけれど特に気にしていませんでした。
確定申告書にマイナンバーを書く欄ができたとのこと。
マイナンバーを書けばいいわけではない
問題なのが、マイナンバーを書けばいいだけではないという事です。
マイナンバーの確認と、本人確認が必要だという……持っていくものが増える!ああ面倒くさい!
マイナンバーカードを持っている人(ほとんどいないと思う)
マイナンバーカードがある人はそれを持っていけばいいらしいですよ?
マイナンバーの確認と本人確認がそれひとつで済む!
でもマイナンバーカード持っている人どれぐらいいるのかなー?
作るのが面倒だし、そんな重要な情報が記載されたものを持ち歩くなんてことそんなに考えられないし、作っていない人が多いのでは?
マイナンバーカードを持っていない人
ほとんどの方がこっちだと思いますが。
まずマイナンバーの証明のためにマイナンバーの通知カードが必要です。
マイナンバー制度が始まる時に送られてきたアレです。
アレどこやったかなという方は探しておきましょう。
もしアレが見つからない場合は住民票でも代用できるようです。この用途で住民票を取る場合はマイナンバー(個人番号)の記載があるものを請求してください。住民票にはマイナンバーを載せないこともできますが、そちらではマイナンバーの証明にはならないので。
プラスして身分証明も必要です。
運転免許証や保険証などなど。
この二つの書面はきちんと揃えておきましょう。
私は市役所に行くのでそんなに混んでいませんが、税務署などの申告会場は毎回ものすごく混んでいます。長く待ってようやく窓口にいって、証明書が足りないためにもう一度行く羽目になると大変です。
この証明書類も含めて、確定申告する方はしっかり準備をしていきましょう!
もうすぐバレンタイン……じゃなくて確定申告
今日の夕方まで仕事に追われていました。
ひと段落してちょっとホッとしているところです。
とりあえず何かを終えてやりきった感じがすると気持ちがいいものです。
さっきカレンダーアプリが鳴って「もうすぐバレンタインだね 準備はできた?」みたいなメッセージが流れて、ああもうそんな時期か!と思いました。
バレンタインなんてイベントに縁もないのでどうでもいいですが。
もうすぐで思い出したのですが、確定申告ももうすぐです。
私はまあ、会社勤めではないので毎年申告します。とはいってもそんなに複雑ではなく年間の収入をまとめた資料を作っていくだけなのですが。
そろそろ準備しないと!
処理が大変!というほど稼いでいらっしゃる場合は会計ソフトなんか使ってみるといいかもしれないです。無料で試せるものもあるようですよ。
会社勤めの方は基本的には申告しないことが多いでしょうが、昨年結構医療費がかかったとかいう事があれば申告すると税金が戻ってくることがあるので一応確認してみましょう。
行政書士試験の次のステップ? 失敗談編
またまた前回の続きです。
基本的に私のやってみた感想を主観的に述べていきます。
各資格の詳しい情報など知りたかったら下の方にいくつかのスクールへのリンクを貼っておきますので、そこから調べてみるとよいかと思います。
若い方なら公務員試験
資格とはちょっと違いますが、行政書士試験に合格された学生さんや大学卒業後そんなに時間がたっていない方なら公務員試験を受験されるのがいいかなと思います。
試験範囲が重なる部分が多いですからね!
私自身、公務員試験用の通信教材でそのまま行政書士の勉強をしていたほどです。受かったのは行政書士だけでしたが!
将来的に行政書士になるとしても、行政に携わっていた経験があると有利でしょう。
他の資格試験については、いくつになってもチャレンジできます。ただ、公務員試験については若いうちしか受けられないんです(専門職は除く)。
わたしもう年だから受けられない(泣)
若い方なら次の選択肢として入れてみてもいいのでは?
以下、受験するなら覚悟して!という資格。
社会保険労務士
私が行政書士試験のすぐ次に受けてみた(受かってはいない)ものです。そのうちリベンジしたいとは思っているのですが。
レベルが違うな! という感じです。
行政書士はどちらかというと一般的な知識どまりですが、社会保険労務士は非常に専門的で重箱の隅をつつくような問題が多くなります。勉強していても非常にイライラします。
もともと行政書士から分かれた資格なので、両方取得しようとする方も多いと思いますが、かなーり覚悟が必要かと思います。
私、一応大学で社会保障について勉強していたのでなんとかなるかな~と思って受けたのですが、ダメでした。
毎年毎年何かしら改正するので、勉強の蓄積がなかなかできないという点も難しさが出るポイントです。数字がたくさん出てくる上コロコロ変わりますからそれを覚えるのも大変。さらに計算問題がめちゃくちゃ面倒くさい。電卓使えないのでもうどうしようもないです。
数字に強くて記憶に自信がある方は簡単なのかもしれません。あと、実務をやっている人とかね。
それだけ難しいので、たとえ落ちたとしてもそれなりに知識はつきます。FPの試験勉強の時、社会保険労務士のために勉強したことがかなり役立ってました。
労務関係の仕事がしたいとか、経験があるとかである程度覚悟ができているならやってみる価値はあるかと思います。
司法書士
行政書士→司法書士という形で考えている方も多いと思いますが、単に行政書士とおなじようなものという感じでとらえないほうがいいです。(私は最初そう思っていました)
とにかくかかる労力が段違いです。何倍というレベルではなく、おそらく何百倍?何千倍?というレベルの差です。
行政書士試験でやったことがどれぐらい役立つかというと、それほどないと思います。しいて言えば憲法が出来る程度かな。でも3問しかありませんからねえ。
民法や会社法は一緒のはずですが、なぜか全く違う科目に見えます。というより、違うものと思って取り組んだほうが良いです。
行政書士は一発で受かっても、司法書士はなかなか難しいです。私ももう何年も受けていますがなかなか受からず、とうとう自分がバカになったのかな?と思ってしまいました。それがあれこれ資格試験を受け始めた理由だったりします。(受かるとまだボケていなかったな!とちょっとホッとしたりして)こんな風に長期間受からないと精神的にダメージを受けてしまい病んでいきます。(こんなブログを延々と書いている時点で病んでいることはよくわかっていただけると思います)掛けてきた費用と時間を考えると後戻りもできず。
かかる時間も苦労も結構なものですから、やるなら本当に一からのつもりで、覚悟して取り組むようにしてください。「行政書士でやったから」と最初の部分をいい加減にしていると、基礎がしっかりしないので後々大変になります。
やってみると登記の仕組みとか裁判とか身近で面白いことは学べます。このあたりに興味がある方はとりあえず勉強してみるのも参考になってよいかもしれませんね。
今日はちょっと私の失敗談を並べてしまいました。これからの方はこんな感じにならないように、ぜひ反面教師として自分の進むべき道を考えるヒントにしていただきたいと思います。
前回紹介した資格については、気になったらとりあえず始めちゃっても大丈夫だと思います。
ただ、今日紹介した分については時間や労力がかかりすぎるものも多いので、ちゃんと情報収集をして、覚悟を決めたうえで始めてくださいね。