FPに独学で合格するために 三歩目
前回の記事の続きです。
あくまで私の感想ですがFPはちょっと他の試験と違うような気がします。
だからこそちょっと独学で合格を目指すために注意しておきたいことがあるので、今回はその点について中心に述べていこうと思います。
前回までの記事はこちらです
FP試験の特徴と注意点
とにかく範囲が広いというのが特徴です。もちろん適切な提案をするためには幅広い知識が必要になるのですが、試験対策ではこれがネックになってしまうのです。覚えるためには全範囲をどんどん進めていかなくてはならないのですが、それが大変。
独学で数か月でFP2級ぐらいとりたいなと思っている方は他の試験のついでに受けるみたいな方が多いと思います。私もそうでした。後は仕事が忙しい人とか。
そういう人はFPのお勉強だけに時間使えないわけですよ。
もちろん広く深く勉強できたらそれに越したことはないですよ。でもそれが無理なんだからどっかを切り捨てるしかないですよね。広い範囲はやらなくてはならないんだから、深さを切るんです。
ここでどこまでも深く勉強しようと思うと一周回すのに時間がかかりすぎてすべての範囲ができなくなってしまうもの。深入りしないという事を頭に置いてください。
どうやって絞ったらいいのか
前回までにテキストを見る→問題集をやってリンクさせるという事は書いておきました。やるべきことはこれだけです。
これ以外のことはやらない。
私はそれを念頭に教材選定しましたし、結果それで合格できましたから効果はあると思いますよ。
むしろテキストはそれで学ぶためというよりはやるべき範囲を決めるために使用したのです。対応の問題集にあってテキストにないことは書き込みましたが、それ以外はテキストになかったら覚えなくてもいいと割り切っていました。
満点を取ることが目的ではないので、完璧でなくてもいいと思います。むしろたまに出るテキスト以上の知識を追いかけて時間が足りなくなるより、テキストのみしっかり見直して7割ぐらいとる勉強をしたほうが合格に近いんじゃないかな。
(あくまでFP試験の場合です。他の試験ではこれではだめなこともありますよ)
得意なところも突っ込みすぎない
例えば宅建受けていた方、不動産分野とか持ってる知識で十分解けるので楽しいですよ。それで宅建の教材持ち出してどんどん深くやりたくなってくるものですが、FPについてはそこまでやらないほうがいいです。宅建試験も近いという状況でなければ、その分野は気分転換に問題を解いて力を維持する程度にとどめましょう。他の試験を受けていた方も同様です。重なる分野に力を入れすぎないように。他の分野に手が回らなくなります。
むしろ苦手なところに時間をかけてみてください。そのほうが点が伸びます。短期間で終えたい方は力の入れどころを間違えないようにしてくださいね。
とりあえず直前期まではテキストと問題集をぐるぐるすることを続けてください。
そのうち実技とか直前期のことについても書いていこうと思っています。